なんだか原因が分からないけど、肌が荒れる時期ありますよね。
・今まで気に入って使っていた美容液が突然ひりつく。
・毛染めも今までずっとしてきたし、美容院も変えていないのに急にかゆい。
・常にオーガニックにこだわって使用しているのに、顔が赤くなる。
・洗顔後は軽くオイルしか塗っていないのに、顔がぷつぷつする。
・何にも変えていないのに、季節によっては肌の調子が悪い。
などなど。
肌は様々な要因によって、常に揺らいでいます。
肌荒れの要因としてはたくさんあります。
血液検査してほしいといわれることがほとんどなのですが、残念ながら
血液検査をして分かることはとても少ないです。
(当院ではパッチテスト、プリックテスト等の検査は行っておりません。)
ほとんどの場合が、下記に示しました要因と思われることを、
何回もの診察の中で少しずつ聞き取っていき、判断することが多いです。
(1回の診察はお一人5分程度ですので、初診で全部を聞き取ることは難しい場合がございます)
したがって、ご自身で日々の記録を取っていただくことが大切になります。
肌荒れの要因の一部を下記に示しますので、診察時にご自身で取った記録を教えていただけますと幸いです。
・ホルモンバランスの崩れ:月経前、月経中はニキビができたり、肌が敏感になります。
更年期(個人差がありますが、40歳ごろから60歳ごろ)は肌がとても敏感になりますし、
肌だけではなく体の様々な関節や臓器に炎症やアレルギー反応が突然起きたり、
できものが何の前触れもなく勝手にできてきたりしてきます。
・花粉:杉・ヒノキの時期が多いですが、目周り、ほほ、首、全身の赤みやかゆみが
出てくる方が多いです。
夏秋の雑草の花粉でも、目の周りやほほのかゆみを起こす方も多いです。
・湿度・温度:じめじめする時期にはニキビのようなできものが増えやすいです。
湿度の低い国から日本(京都)に来られた方は、湿度温度によって
肌あれがひどくなって治りにくいこともあります。
暑さで汗をかくと、自分の汗にかぶれて全身かゆいこともあります。
冬は逆に乾燥してひざ下・太もも・腰・背中に起こることがあります。
・塩素:プールに定期的に通っている方や、塩素の濃度が濃い水の地域で入浴される方は
かゆくなったり、乾燥したりして、湿疹や蕁麻疹が治りにくいこともあります。
・ストレス・睡眠不足・疲れ・たんぱく質やビタミン不足:
上記に関しては当たり前すぎて、そんなに肌や体に影響ないでしょうと思われる方も
おられるかもしれませんが、寝不足だけで蕁麻疹が出ることもありますし、ストレスが
かかるだけでかゆみが止まらないこともあります。
肌の炎症を抑えるのにはビタミン、タンパク質や亜鉛などのミネラルが必須なので
栄養バランスが良くないときにはニキビや肌荒れや蕁麻疹に
どんなにお薬を飲んだり塗ったりしていただいても治らないときがあります。
・基礎化粧品・化粧品・洗浄料・洗剤:
変えていないです。とおっしゃることの多いこれら
は、かぶれの原因になっていることがとても多いです。
ずっと使っていても突然合わなくなることもあります。
・お薬・サプリ・食べ物:今内服されているお薬の一つもしくは数種類の組み合わせで、
かゆみ・赤みが出たり、サプリで蕁麻疹が出たり、特定の食べ物によってほほの一部が
赤くなるなどもあります。
写真はイメージです。写真AC |
顔の肌荒れに関して、クリニックに受診する前に、とりあえずどうしておいたら
良いですかと聞かれることがありますので、下記にお示しします。
・今までご使用になっていた基礎化粧品・お化粧品は全部お休み。
・睡眠・休息をよくとる。
・市販のサプリやプロテインなどお休みできるものはお休み。
・ぬるま湯だけで洗い、マイルドセラミドローションのみ外用。
・肌がべたついて気持ちが悪い時には、ピールフォーム4をべたつくところのみに
ふわふわっと使用して洗浄。
・日焼け止めや化粧は使用しない。
※どうしても塗りたい時には、日焼け止めジェントルUVと
BBクリームトータルカバクリームを薄くつけるのみ。
上記を使用した時にはアクアクレンジングでクレンジング。
上記の基礎化粧品はこちらから購入できます。↓
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おの まりこ皮膚科クリニック
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